詭弁弄舌
読み方:きべん ろうぜつ
意味
もっともらしい理屈や巧みな言い回しを使って、道理に合わないことを正しいように見せかけたり、相手を言いくるめたりすること。「詭弁」は一見もっともらしいが筋の通らない議論、「弄舌」は口先を巧みに使うことをいう。
由来
「詭弁」と「弄舌」という、ともに巧みな口先による不誠実な議論を表す漢語を重ねた語である。中国古典の特定の一文を典拠とする故事成語としての出典は明確ではない。日本では漢文調の四字熟語として定着し、近代以降の辞書類にも見られる。
備考
相手をだますような理屈や口先のうまさを非難する、否定的な語である。単に「話が上手い」という意味では用いない。公的な論評や文章語で使われやすい。
別表記
- 詭辯弄舌
補足
- 「弄舌」を「弄説」と書くのは誤り。
- 単に弁舌が巧みなことを表す語だと誤解しない。相手を言いくるめる不誠実さを含む。
例文
- 彼は事実に向き合わず、詭弁弄舌で批判をかわそうとした。
- 論点をすり替えるような詭弁弄舌では、建設的な議論は前に進まない。
- 政治家には、詭弁弄舌ではなく、根拠を示した誠実な説明が求められる。
分類
類義語
- 牽強付会
- 詭弁