牽強付会
読み方:けんきょう ふかい
意味
道理に合わないことや関係の薄い事柄を、無理に結び付けて、自分に都合よく説明・解釈すること。「牽強」は理屈を無理に引き伸ばすこと、「付会」は別の事柄を無理に結び付けることをいう。多く、根拠の乏しい議論や解釈を批判する際に用いる。
由来
中国・南宋の朱熹(1130~1200)の語録を、弟子たちがまとめた『朱子語類』に見られる語とされる。『朱子語類』は朱熹没後に編纂され、1270年ごろに現在に近い形で刊行された。「牽強」は無理に引き寄せること、「付会(附会)」は関係のない事柄を結び合わせることを意味し、両者を重ねて不自然なこじつけを表す。
備考
一般に否定的な意味で用いる。「付会」は「附会」とも書くが、現代日本語では「牽強付会」の表記が広く用いられる。相手の意見を批判する際は、単なる見解の相違ではなく、根拠が不自然に結び付けられている場合に使う。
別表記
- 牽強附会
補足
- 「牽強附会」とも表記するが、「附」は「付」の異体・旧字体ではなく、ここでは「付会」の異表記として用いられる。
- 「牽強不会」は誤り。
- 単に説明が難しいことや、独自の解釈であることを指す語ではなく、無理なこじつけを批判する語である。
例文
- その説は一部の数字だけを取り上げた牽強付会であり、十分な根拠があるとはいえない。
- 古い伝承と現代の事件を結び付ける解釈は、牽強付会に陥らないよう注意が必要だ。
- 結論を先に決めて資料を読むと、牽強付会な説明になりやすい。
分類
類義語
- こじつけ
- 穿鑿付会
- 附会
- 曲学阿世