曲学阿世
読み方:きょくがく あせい
意味
学問や主張の真理・信念を曲げて、世間の風潮や権力者にへつらい、受け入れられようとすること。正しいと信じる説を述べず、人気・地位・利益を得るために迎合する態度を非難していう。
由来
中国前漢の歴史書『史記』の「儒林列伝」に見える「曲学阿世」の語に由来する。「曲学」は学問・学説を曲げること、「阿世」は世間や時勢にへつらうことをいう。『史記』は司馬遷が紀元前1世紀ごろ(およそ前91年ごろまで)に編纂したとされる。
備考
主に学者・評論家・政治家などが、真理や信念よりも世間の人気・権力者の意向を優先する態度を批判する硬い表現。「阿」は「あ」で、迎合する意。
補足
- 「曲学亜世」は誤り。「阿世」と書く。
- 「阿世」を「あせ」と読むのは誤りで、標準的な読みは「あせい」。
例文
- 研究者は、権力者の意向に合わせて結論を書き換えるのは曲学阿世だと批判した。
- 一時の世評を得るための曲学阿世の議論ではなく、根拠に基づく率直な提言が求められる。
- 彼は曲学阿世に陥ることを戒め、支持を失うおそれがあっても自説を曲げなかった。