理路整然
読み方:りろ せいぜん
意味
話や考え方の筋道が、道理にかなっていて整っているさま。論点の順序や根拠が明確で、聞く人・読む人が理解しやすいことをいう。必ずしも内容そのものが正しいという意味ではなく、説明の組み立てが論理的であることに重点がある。
由来
「理路」は物事を考えたり説明したりする際の道理・論理の筋道、「整然」はきちんと整って乱れがないさまを表す。これらの漢語を組み合わせて成立した日本の四字熟語とされ、特定の中国古典に典拠をもつ故事成語ではない。近代以降に文章語・評論語として定着したが、正確な初出年は不明である。
備考
「理路整然と説明する」「理路整然とした文章」のように用いる。論理の形式や説明の順序が整っていることをいう語であり、主張の真偽・妥当性まで保証する語ではない。
補足
- 「理論整然」は誤用・混同であり、正しくは「理路整然」。
- 理路整然であることは、主張の内容が事実として正しいことまで意味するわけではない。
例文
- 彼の企画書は問題点、原因、対策の順に説明されており、理路整然としていた。
- 感情的な批判ではなく、資料を示しながら理路整然と意見を述べてください。
- 彼女は反対尋問にも慌てず、理路整然と自分の主張を説明した。
分類
類義語
- 条理整然
- 理路明晰
- 首尾一貫
- 井然有序
対義語
- 支離滅裂
- 前後矛盾
- 論旨不明