支離滅裂
読み方:しり めつれつ
意味
話や文章、考え方などがばらばらで、筋道や一貫性がなく、まとまりを欠いていること。また、物事が細かく分裂して収拾がつかない状態をいう。主に、論旨の通らない発言・説明・文章を批判的に表す。
由来
「支離」はばらばらに分かれること、「滅裂」は破れ散ることを表す語で、類義語を重ねて、まとまりがないさまを強調したもの。『荘子』内篇「人間世」には「支離」の語(支離疏)が見え、この語に由来するとされる。『荘子』は戦国時代、概ね紀元前4~3世紀ごろに成立した中国の思想書である。なお、「支離滅裂」という四字の固定した形は、後世に定着した表現とみられる。
備考
主に話・文章・論理に対して用い、否定的な評価を含む。単に「難しい」「複雑だ」という意味ではない。相手を直接「支離滅裂だ」と評すると強い非難になるため、使用場面に注意する。
補足
- 「支離破裂」とするのは誤り。正しくは「支離滅裂」。
- 単に内容が難解・専門的であることを指す語ではなく、論理や構成に一貫性がないことをいう。
例文
- 説明の前提と結論が食い違っており、彼の主張は支離滅裂だった。
- 慌てて答えたせいで、会見での発言が支離滅裂になってしまった。
- 文章を提出する前に読み返して、支離滅裂な箇所がないか確認しよう。
分類
類義語
- 四分五裂
- 支離破砕
- 前後矛盾