京の夢大阪の夢
読み方:きょう の ゆめ おおさか の ゆめ
意味
人によって考えや希望、利害・思惑はそれぞれ異なり、同じ事柄に関わっていても一致しないことのたとえ。「夢」は実際に寝て見る夢ではなく、心に抱く願望や考えを表す。
由来
京都と大阪という二つの都市を並べ、それぞれが別の「夢」すなわち考えや願望を抱く様子にたとえた日本のことわざである。江戸時代に整えられたとされる尾張いろはかるたの「き」の札として伝わる。個別の初出や正確な成立年は不詳。
備考
尾張いろはかるたの「き」の札。現在の日常会話ではやや古風で、「十人十色」「人それぞれ」などで言い換えられることも多い。
別表記
- 京の夢大坂の夢
- 京の夢、大坂の夢
- 京の夢、大阪の夢
補足
- 文字どおり「京都と大阪で見る睡眠中の夢」を指す語、または「どちらの夢もはかない」という意味に解するのは不適切。人ごとに考えや思惑が異なることをいう。
例文
- 新規事業をめぐっては、経営陣と現場の考えが京の夢大阪の夢で、なかなか方針が決まらない。
- 同じ計画に参加していても、出資者と開発者では京の夢大阪の夢になりがちだ。
- 将来について夫婦で話し合ったところ、京の夢大阪の夢だと分かったので、まず互いの希望を書き出した。