同床異夢
読み方:どうしょう いむ
意味
同じ場所にいて共同で何かをしていても、各人の考え方・目的・理想はそれぞれ異なっていること。表面上は協力・一致しているように見えても、内心では別の思惑を抱いている場合をいう。
由来
中国・南宋時代(12世紀後半)、思想家の陳亮が朱熹(朱元晦)に宛てた書簡「与朱元晦秘書」にある「同床各做夢(同じ床でそれぞれ夢を見る)」に由来する。陳亮が朱熹との学問・政治観の相違を述べた言葉で、後に「同床異夢」の形で定着した。
備考
主に組織・政党・企業・協力関係などについて用いる。単に意見が少し違うというより、表面的な協力の背後に異なる目的や思惑があることを含意し、やや批判的な語感をもつ。
補足
- 文字どおり「同じ寝床で別々の夢を見る」という意味に限定せず、共同していても目的・考えが異なることをいう。
- 「どうじょういむ」ではなく、通常は「どうしょういむ」と読む。
例文
- 両社は共同事業を進めているが、利益配分をめぐっては同床異夢の状態だ。
- 連立政権を組んでいても、各党の政策目標は同床異夢である。
- 同じプロジェクトに参加しているからといって、全員が同じ理想を抱くとは限らず、実際には同床異夢だった。