譎詐多端
読み方:けっさ たたん
意味
人をだましたり陥れたりするための、ずる賢い策略やごまかしの手段が数多くあること。また、そのように悪知恵にたけているさまをいう。
由来
中国の正史『旧唐書』の「来俊臣伝」に見える語。武則天時代の酷吏・来俊臣について、陰険で人を欺く策を数多く用い、善良な人々を陥れた人物として述べた文脈に由来する。『旧唐書』は後晋の945年ごろに編纂された。
備考
主に人の策略・手口・人物を非難していう、硬く文章語的な表現。「譎」は常用漢字ではなく、読み書きともに難しい。日常会話では「ずる賢い」「策略に富む」などと言い換えられることが多い。
補足
- 「けっさたんたん」と読まない。正しくは「けっさたたん」。
- 類義語の「詭計多端」と混同して、表記を「詭計多端」としない。
例文
- 彼は譎詐多端な手口で契約の抜け穴を利用し、相手を追い込んだ。
- 譎詐多端な人物の甘い言葉を、無条件に信用してはならない。
- その計画は譎詐多端で、表向きの説明だけでは真の目的が見えなかった。
分類
類義語
- 詭計多端
- 狡猾多端
- 詭計百出
- 陰険狡猾