欣然自得
読み方
きんぜん じとく意味
非常にうれしく、心から満足していること。「欣然」は喜ぶさま、「自得」は自分の心にかなって満足することをいう。物事が思いどおりに進んだり、納得のいく成果を得たりして、喜びと満足を感じる状態を表す。由来
中国の歴史書『後漢書(ごかんじょ)』魯恭伝に見える語。後漢時代(1~2世紀)の官僚・魯恭が、争っていた人々を徳によって納得させたところ、人々が互いに譲り合い、「欣然自得」したと記される。『後漢書』自体は南朝宋の范曄が5世紀前半(おおむね432年ごろまで)に編纂したもの。備考
主に文章語・硬い表現として用いる。「自得」は現代語の「自分で学んで身につける」という意味ではなく、この語では「心から満足する」の意。単なる喜びよりも、納得や満足を伴う喜びを表す。例文
- 長年研究してきた課題が解決し、彼は欣然自得の面持ちで報告書を提出した。
- 自分で育てた野菜を家族がおいしいと言ってくれ、祖父は欣然自得としていた。
- 優勝という結果だけでなく、全力を尽くせたことに、選手たちは欣然自得の笑みを浮かべた。
類義語
対義語
- 意気消沈
- 悵然若失
- 失意落胆