驥服塩車
読み方:きふくえんしゃ
意味
すぐれた名馬が、塩を積んだ重い車を引かされて能力を発揮できないこと。転じて、才能や実力のある人物が、その能力に見合わない低い仕事や不適当な立場に置かれ、不遇であることをいう。
由来
中国の戦国時代の逸話を収めた「戦国策」楚策四に基づく。名馬の驥が塩車を引いて太行山を登れず苦しんでいたところ、名馬を見分ける伯楽がこれを見いだしたという話から生まれた。戦国時代はおおむね紀元前5世紀から紀元前3世紀で、「戦国策」は前漢の劉向が紀元前1世紀ごろに編集したとされる。
備考
「服」は、車につながれて引く意。現代の日常会話ではあまり用いず、人材の不遇や不適材配置を批判する文章語として使われる。伯楽に見いだされる逸話も含意する。
別表記
- 驥服鹽車
例文
- 彼ほどの研究者を単純作業だけに従事させるのは、まさに驥服塩車だ。
- 若手社員の能力を見極めずに雑務ばかり任せる組織では、驥服塩車の人材が増えてしまう。
- 彼女は長く驥服塩車の境遇にあったが、才能を認める上司に出会い、活躍の場を得た。
分類
類義語
対義語
この四字熟語に使われている漢字
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