竜蟠鳳逸
読み方:りょうばんほういつ
意味
優れた才能を持ちながら、世に認められる機会に恵まれず、民間や地方などに埋もれている人物、またはその状態をいう。竜がとぐろを巻いて潜み、鳳凰が世を離れて姿を隠すイメージにたとえた語。
由来
中国・唐代(8世紀)、詩人の李白(701~762)が韓朝宗(韓荊州)へ送った書簡『与韓荊州書』に由来する。「一たび竜門に登れば声価が十倍になる。そこで竜盤鳳逸の士は皆、あなたのもとで名声を定めたいと願う」という趣旨で、世に埋もれた有能な人物を述べた。日本語では一般に「竜蟠鳳逸」と表記する。
備考
「竜」は「龍」の新字体。「蟠」は、とぐろを巻いて潜む意である。日常会話ではあまり用いず、人材論・評伝・漢文調の文章で使われる。
別表記
- 龍蟠鳳逸
補足
- 「蟠」を「盤」と書く表記が原典や一部の資料に見られるが、日本語の四字熟語としては通常「竜蟠鳳逸」と表記する。
- 「鳳逸」を「鳳一」と誤記しない。
例文
- 地方の小さな工房にも、竜蟠鳳逸の職人がいるかもしれない。
- この公募は、これまで光を当てられなかった竜蟠鳳逸の人材を発掘するためのものだ。
- 彼は長く無名であったが、後年には竜蟠鳳逸の士として高く評価された。
分類
類義語
- 在野の逸材
- 埋もれた人材
- 韜光養晦
対義語
この四字熟語に使われている漢字
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