人尽其才
読み方:じん じんきさい
意味
一人ひとりが、自分に備わった才能や能力を十分に発揮すること。また、そのように各人の能力を生かせる状態や、人材を適切に活用する方針をいう。
由来
中国の前漢時代、紀元前2世紀ごろに編まれた思想書「淮南子」の「兵略訓」にある「若乃人尽其才、悉用其力(すなわち人その才を尽くし、ことごとくその力を用う)」に基づく。「人」は人々、「尽」は十分に尽くす、「其才」はそれぞれの才能を表す。
備考
主に人材育成・組織運営・教育などの文脈で用いる硬い表現。個人が才能を発揮することだけでなく、周囲がその機会や環境を整えることも含意しうる。
別表記
- 人盡其才
誤用・混同注意
- 「人尽其材」と書くのは誤り。「才」は才能・能力の意であり、「材」ではない。
- 「尽」を「尽くす」の意味で用いる語であり、単に人数を尽くすという意味ではない。
例文
- 会社は社員の強みを見極め、人尽其才を実現できる配置を目指している。
- 多様な学びの機会を整えることは、人尽其才の社会をつくる基盤となる。
- 彼は部下に仕事を任せて育てることで、人尽其才の組織づくりを進めた。
分類
類義語
- 適材適所
- 各尽所能
- 才能発揮
- 人材活用