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馬首是瞻

読み方:ばしゅ これを せん

意味

指導者や有力者の行動・方針を見て、その意向に従って行動すること。もとは部下が将軍の馬の進む方向を見て、それに従う意である。自分の判断を示さず、他人に追随するという批判的な意味で用いられることもある。

由来

中国の歴史書『春秋左氏伝』襄公十四年(紀元前559年ごろ)の故事に基づく。晋の将軍・荀偃が出陣に際し、兵士たちに「唯だ余の馬首のみ是れ瞻よ(ただ私の馬の首の向かう先を見よ)」と命じたという記述から生まれた。馬の頭が向く方向に従うことから、指導者の意向に従う意味となった。

備考

主に文章語として用いられる故事成語。「盲従」のような非難の意味を帯びる場合があるが、組織で指揮系統に従うという中立的な文脈でも使える。

補足

  • 「是瞻」を単純に音読みして「ばしゅぜせん」と読むのは一般的な慣用読みではない。通常は「ばしゅこれをせん」と読む。
  • 「馬首是瞻」を、馬の首そのものを眺める意味だと解するのは誤り。指導者の進む方向・意向に従う意味である。

例文

  • 新規事業について部下が社長の馬首是瞻に終始していては、自由な意見は出にくい。
  • 非常時の部隊には、隊長の馬首是瞻によって迅速に統一行動を取ることが求められる。
  • 彼は有力者の馬首是瞻ではなく、資料に基づいて自分の見解を述べた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字

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