独立独歩
読み方:どくりつ どっぽ
意味
他人や既成の考え方にむやみに頼ったり従ったりせず、自分の信念・判断・力に基づいて、自らの道を進むこと。単に孤立して行動することではなく、主体性と自立した精神をもって行動するという肯定的な意味で用いられる。
由来
中国の禅・仏教語に見られる「独立独行(どくりつどくぎょう)」など、他に頼らず一人で修行・行動するという考え方を背景とする語とされる。「独立独歩」という四字の形がいつ、どの文献で定着したかは明確ではない。禅語の基盤は中国の唐代から宋代(7~13世紀ごろ)に形成された。
備考
他者と協力しない、または助言を一切受け入れないという意味ではない。自分の責任で主体的に判断し行動する姿勢を褒める文脈で多く用いる。読みは「どくりつどっぽ」。
補足
- 読みを「どくりつどほ」とせず、「どくりつどっぽ」と読む。
- 「独立独行」は由来に関係する別表現であり、「独立独歩」の単なる書き換えではない。
- 「他人と一切関わらないこと」という意味に限定するのは不正確。
例文
- 彼女は流行に迎合せず、独立独歩の研究者として独自の理論を築いた。
- 会社を設立してからも、彼は独立独歩の精神を大切にしている。
- 周囲の意見を聞くことは必要だが、最後は独立独歩の判断力を持ちたい。