独断専行
読み方:どくだん せんこう
意味
他人の意見や組織の手続きを十分に聞かず、自分一人の判断で物事を決め、そのまま実行すること。多くの場合、周囲との協調を欠く身勝手・専制的な行為として批判的に用いられる。
由来
中国前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編んだ『史記』の「李斯列伝」に見える「独断而専行」に基づくとされる。「独断」は自分だけで判断すること、「専行」は他人に相談せず勝手に実行することを表す。
備考
一般に批判的な意味で使う。「迅速に決断する」という意味ではなく、他者の意見・手続き・権限を軽視して勝手に行動することを非難する語である。
別表記
- 獨斷專行
補足
- 「独断先行」と書くのは誤り。正しくは「独断専行」。
- 「独断独行」は類義語だが、「独断専行」の表記上の異形ではない。
例文
- 部長が会議を通さずに予算を独断専行したため、現場は混乱した。
- 重要な方針について独断専行を避け、関係者との協議を重ねるべきだ。
- 非常時に迅速な判断が必要でも、説明を欠けば独断専行だと受け取られかねない。
分類
類義語
- 独善専行
- 独断独行
- 専横跋扈
- 専断
対義語
- 合議制
- 協議決定
- 衆議一決