頑迷不霊
読み方:がんめい ふれい
意味
頑固で、自分の考えや偏見に固執し、他人の意見や物事の道理を理解しようとしないこと。また、そのような人や態度をいう。「頑迷」は頑固で道理に暗いこと、「不霊」は理解力が鈍く、物事がよくわからないことを表す。
由来
中国・唐代の文人、韓愈(768~824)が819年ごろに著した「祭鰐魚文」に見える「冥頑不霊」を背景とする語とされる。原句の「冥頑不霊」は、愚かで頑固なため、道理を理解しない意である。日本では「頑迷(頑固で道理に暗い)」を用いた「頑迷不霊」の形も定着した。
備考
相手を「道理のわからない頑固者」と強く非難する語であり、日常会話では硬く、批判的な響きがある。人物だけでなく、態度や考え方にも用いる。
補足
- 「霊」を「零」と書くのは誤り。
- 原典に近い「冥頑不霊(めいがんふれい)」と混同されることがあるが、字面の異なる別の四字熟語として扱われる。
例文
- 新しい証拠を示しても、彼は頑迷不霊な態度を崩さなかった。
- 伝統を尊重することと、慣行を頑迷不霊に守り続けることは別である。
- 意見の異なる相手を安易に頑迷不霊だと決めつけず、まず事情を聞くべきだ。