明察秋毫
読み方:めいさつ しゅうごう
意味
物事のごく細かな点まで、明確に見抜き理解すること。「秋毫」は秋になって鳥や獣に生える細い毛、転じて非常にわずかなものをいう。鋭い観察力・洞察力をもつことのたとえ。
由来
中国古典『孟子』梁恵王章句上にある「明足以察秋毫之末、而不見輿薪(明は秋毫の末を察するに足るも、輿薪を見ず)」に基づく。戦国時代(紀元前4~3世紀ごろ)の孟子の言葉で、「秋毫」は秋に生える鳥獣の細い毛を指す。この表現から、微細な事柄まで見抜く意の四字熟語として用いられるようになった。
備考
主に人の観察力・洞察力をほめる硬い表現。単に視力がよいという意味より、事情や本質を細部まで見抜く能力を指すことが多い。「秋毫」は「しゅうごう」と読む。
補足
- 「秋毫」を「しゅうもう」と読まない。標準的な読みは「しゅうごう」。
- 「秋豪」と書くのは誤り。正しくは「秋毫」。
- 単に目がよいことだけをいう語ではなく、物事を細部まで見抜く洞察力を表す。
例文
- 監査担当者は明察秋毫の目で帳簿を確認し、わずかな数字の不一致も見逃さなかった。
- 彼女は顧客の表情の変化を明察秋毫に捉え、必要な支援をすぐに提案した。
- リーダーには、現場で起きている小さな兆候を明察秋毫に見抜く洞察力が求められる。
分類
類義語
- 洞察明敏
- 洞察秋毫
- 明察
- 明見万里
対義語
- 有眼無珠
- 管中窺天
- 目光如豆