陵谷変遷
読み方:りょうこく へんせん
意味
丘や山が谷になり、深い谷が丘になるほど、世の中や物事が大きく移り変わること。時代の推移に伴う、著しく激しい変化をいう。
由来
中国最古の詩集『詩経』小雅「十月之交」にある「高岸為谷、深谷為陵(高い岸は谷となり、深い谷は丘となる)」に由来する。成立は西周~春秋時代、紀元前11世紀~前6世紀頃とされる。この自然地形の変化を、世の中の大きな移り変わりにたとえた語である。
備考
主に文章語・漢文調の硬い表現で、長い年月にわたる大規模な変化に用いる。「変遷」は「変転」と書き換えないのが一般的。単なる短期的な変更にはやや大げさである。
補足
- 「陵谷変転」と書くのは一般的でない。正しくは「陵谷変遷」。
- 「陵」を「りん」と読まず、「りょうこくへんせん」と読む。
例文
- かつて工場が並んでいた湾岸地区は再開発され、陵谷変遷を思わせる景観となった。
- 百年の歴史を振り返ると、地域産業の陵谷変遷には目を見張るものがある。
- 技術革新の速い現代では、企業の勢力図も陵谷変遷を続けている。