滄桑之変
読み方:そうそう の へん
意味
青い海が桑畑になり、桑畑が海になるほど、世の中や物事が長い年月の間に大きく移り変わること。社会の盛衰、人の境遇、自然環境などの著しい変化をいう。
由来
中国・晋代(4世紀ごろ)に葛洪が撰したとされる神仙伝の「麻姑」の故事に由来する。仙女の麻姑が、東海が三度桑畑になったのを見たと語ったという記述から、海と桑畑が入れ替わるほどの大変化を「滄桑之変」というようになった。なお、故事のもとの表現には「桑田滄海」「滄海桑田」もある。
備考
主に文章語として、長期にわたる大きな変化や盛衰を述べる際に用いる。「滄海桑田」「桑田滄海」と近い意味で、日常的な小さな変化には通常用いない。
別表記
- 滄桑の変
誤用・混同注意
- 「滄海桑田」と混同されることがあるが、これは同じ故事に基づく別の四字熟語である。
- 「蒼桑之変」と書くのは一般的ではなく、通常は「滄桑之変」と表記する。
例文
- この港町も開発と人口減少を経て、半世紀の間に滄桑之変を遂げた。
- 古い写真と現在の街並みを見比べると、まさに滄桑之変を感じる。
- 王朝の交代を記した史書には、幾度もの滄桑之変が描かれている。