世事無常
読み方:せじ むじょう
意味
世の中で起こる出来事や人の境遇は、いつまでも同じ状態にはとどまらず、絶えず移り変わるということ。人生の栄えや衰え、出会いや別れなどがはかないことを表す。
由来
仏教の根本的な考え方である「無常観」に基づく語である。「世事」は世の中の出来事・世間の事柄、「無常」はすべてのものが常に変化し続け、永遠不変ではないことをいう。特定の一つの経典を典拠とする定型句ではなく、仏教思想を背景として用いられてきた表現で、正確な成立時期は不明である。
備考
仏教的な無常観を表す、やや硬く文学的な語。単に「変化が激しい」という意味だけでなく、栄華や人生のはかなさを感じた場面で用いられる。
例文
- 長年続いた店が閉店すると聞き、世事無常をしみじみと感じた。
- かつて栄えた町の変化を目にして、世事無常という言葉が思い浮かんだ。
- 成功しているときほど、世事無常を忘れず謙虚でありたい。