蘭因絮果
読み方:らんいん じょか
意味
男女の縁が、初めは蘭の花のように美しく結ばれていても、最後には柳絮が風に散るように離れ離れになってしまうこと。主に、結婚や恋愛が円満に始まりながら悲しい別離・離婚に至ることをいう。
由来
清代の魏秀仁(筆名・魏子安)による章回小説「花月痕」に見える語で、同作は1858年(咸豊8年)ごろに刊行された。「蘭因」は蘭のように美しい縁・結び付きを、「絮果」は柳絮が散るような離別の結末をたとえたものとされる。
備考
文学的で使用頻度の高くない語。一般的な人間関係の決裂よりも、男女・夫婦の縁が美しく始まりながら別離に終わる場合に用いる。
補足
- 「因果」の一般的な意味から、単に原因と結果をいう語だと解するのは誤り。主に男女の縁の始まりと別離の結末をいう。
- 「絮果」を「じゅか」と読むのは誤りで、読みは「じょか」。
例文
- 二人は誰もが羨む結婚をしたが、数年後には蘭因絮果の結末を迎えた。
- この小説は、幼なじみの恋人たちが蘭因絮果となるまでを描いた悲恋物語である。
- 華やかな出会いが必ずしも幸福な結末を保証しないことを、蘭因絮果という言葉は示している。