比翼連理
読み方:ひよく れんり
意味
男女、特に夫婦や恋人が、非常に仲むつまじく、深く結ばれていることのたとえ。「比翼」は一対の鳥が翼を寄せ合って飛ぶ姿、「連理」は別々の木の枝がつながって一本のようになることをいう。転じて、離れがたい強い愛情や夫婦の契りを表す。
由来
中国・唐代の詩人、白居易(772~846)の長詩「長恨歌」にある「在天願作比翼鳥、在地願為連理枝(天に在らば願わくは比翼の鳥と作り、地に在らば願わくは連理の枝と為らん)」に由来する。806年(唐・元和元年)ごろに作られたとされ、玄宗と楊貴妃が永遠に結ばれたいと願う心を詠んだ句から、「比翼」と「連理」を合わせて熟語化した。
備考
主に夫婦・恋人の強い結び付きをほめていう雅語的な表現。結婚祝い、祝辞、文学作品などで用いられる。「比翼連枝」も近い表現だが、同一の表記の異体ではなく、別の熟語として扱われる。
補足
- 「比翼連里」と書くのは誤り(正しくは「比翼連理」)。
- 「連理」は「恋愛が理にかなう」という意味ではなく、枝がつながる木を指す。
例文
- 結婚五十年を迎えた二人は、今なお比翼連理の夫婦として近所でも知られている。
- 困難な時期も支え合ってきた二人の姿は、まさに比翼連理という言葉にふさわしい。
- 物語は、比翼連理を誓った恋人たちが戦乱によって引き裂かれる場面から始まる。
分類
類義語
対義語
- 琴瑟不調
- 夫婦離別
- 離縁