肝胆相照
読み方:かんたん そうしょう
意味
互いに心の奥底まで打ち明け、少しの隔てもなく真心を通わせること。「肝」と「胆」はともに心の奥、本心のたとえであり、互いの本心を明るく照らし合うほど、深く信頼し合う関係をいう。
由来
中国の歴史書「史記」淮陰侯列伝に、韓信が「腹心を披き、肝胆を輸して」と述べ、心の底にある真意を差し出す意で「肝胆」を用いた記述がある。これをもとに、互いに本心を明かして信頼し合うことを「肝胆相照」というようになった。史記の成立は前漢の紀元前1世紀ごろ。
備考
「肝胆相照らす」の形でもよく用いる。単に一方が秘密を打ち明けることではなく、双方が本心を示し、深く信頼し合う関係を表す、やや文章語的な表現。
補足
- 「肝胆相照」は、単に一方が本心を打ち明けることではなく、互いに真心を通わせることをいう。
- 「肝胆相照らす」と訓読することがあるが、四字熟語としての音読みは「かんたんそうしょう」。
例文
- 二人は長年の共同研究を通じて肝胆相照らす仲となり、困難な課題にも協力して取り組んだ。
- 組織を立て直すには、経営陣と現場が肝胆相照の関係を築くことが欠かせない。
- 利害を超えて肝胆相照らす友がいることは、人生における大きな支えになる。