神色自若
読み方:しんしょく じじゃく
意味
どのような危険や不意の出来事に遭っても、顔つきや態度を少しも変えず、落ち着き払っていること。「神色」は顔色・表情、「自若」は平常どおりである意。
由来
中国の正史『晋書』王戎伝に見える故事に基づく。魏の王戎が幼少時、猛獣が檻の中で激しくほえ、周囲の人々が逃げ惑った際にも、王戎だけは顔色を変えず立っていたという記述の「神色自若」からいう。『晋書』は唐代の648年ごろに成立した。
備考
主に文章語・改まった場面で用いる。「平気で無関心」というより、緊急時にも動揺を表に出さない冷静さを褒める表現である。
補足
- 「神色自如」と書くのは一般的な日本語の四字熟語表記ではない。標準形は「神色自若」。
例文
- 突然のシステム障害が起きても、担当者は神色自若として状況を確認し、復旧作業を指揮した。
- 厳しい質問が相次ぐ記者会見でも、社長は神色自若の態度を崩さなかった。
- 地震で会場が騒然となる中、案内役は神色自若として参加者を安全な場所へ誘導した。