泰然自若
読み方:たいぜん じじゃく
意味
落ち着き払っていて、予期しない出来事や危機に直面しても、少しも慌てたり動揺したりしないこと。「泰然」はゆったりと落ち着いているさま、「自若」は普段どおりであるさまをいう。
由来
中国の正史『金史』の「顔盞門都伝」に見える語。敵軍が突然攻め寄せ、城内の人々が恐れ騒いだ際にも、顔盞門都が「泰然自若」として兵士を指揮し、防戦したという記述に基づく。『金史』は元代の至正5年(1345年)に編纂された。
備考
主に、危機・批判・事故などの場面でも動じない人物の態度をほめていう。単に無関心であることではなく、落ち着いて適切に対処する含みがある。
補足
- 「泰然」を「大然」と書かない。
- 「自若」を「自弱」と誤記しない。
- 冷淡・無関心という意味ではなく、落ち着いて動じないさまを表す。
例文
- 会議で厳しい批判を受けても、彼は泰然自若たる態度で質問に答えた。
- 突然のシステム障害で周囲が混乱するなか、責任者は泰然自若として対応を指示した。
- 決勝戦で先制点を奪われても、その選手は泰然自若の表情を崩さなかった。