生々流転
読み方:せいせい るてん
意味
万物や人の命が、次々に生まれ、絶えず移り変わっていくこと。仏教的には、衆生が生死を繰り返して迷いの世界を巡ることをいうが、現在では自然・社会・人生などの絶え間ない生成と変化を表す語としても用いられる。
由来
「生生」は次々に生まれ出ること、「流転」はとどまらず移り変わることをいう。特に「流転」は、衆生が業によって生死を繰り返すという仏教の輪廻思想に基づく語である。四字熟語としての成立時期や特定の典拠となる経典は明確ではない。近代には横山大観の水墨画「生々流転」(1923年・大正12年完成)の題名としても広く知られる。
備考
本来は仏教の生死輪廻に関わる語だが、現代では自然・人生・社会の絶え間ない変化を表す比喩として広く使われる。横山大観の代表的な水墨画の題名としても著名。
別表記
- 生生流転
補足
- 「せいせいりゅうてん」と読むのは誤り。正しくは「せいせいるてん」。
- 個人が生まれ変わることだけを指す語と限定するのは不正確。一般には万物・事物の不断の生成と変化にも用いる。
例文
- 四季の移ろいを眺めると、自然界の生々流転を感じる。
- 技術革新の激しい業界では、生々流転する市場の変化を見極める必要がある。
- その小説は、一人の家族の誕生と別れを通して、生々流転する命の姿を描いている。
分類
類義語
対義語
- 不易不変
- 恒久不変