思慮分別
読み方:しりょ ふんべつ
意味
物事を十分に考え、その事情や是非をわきまえて適切に判断すること。また、そのように判断する能力や分別をいう。「思慮」はよく考えること、「分別」は物事の違い・道理を見分ける判断力を指す。
由来
「思慮(深く考えること)」と「分別(物事を区別し、道理を判断すること)」を重ねた漢語的な表現である。特定の中国古典・仏典を直接の典拠とすることや、正確な成立年は確認されていない。日本語では、思慮深く適切に判断する能力を表す四字熟語として定着している。
備考
主に「思慮分別がある」「思慮分別を備える」の形で、人の判断力や落ち着きをほめる際に用いる。「思慮分別を欠く」は批判的な表現となる。
補足
- 「思料分別」と書くのは一般的には誤り。「思料」は別に存在する語だが、四字熟語は「思慮分別」とする。
- 「しりょうふんべつ」ではなく、標準的な読みは「しりょふんべつ」。
例文
- 重要な決定を任せるなら、思慮分別のある人物を選ぶべきだ。
- 感情に流されず、思慮分別を働かせて対応した。
- 彼はまだ若いが、年齢以上の思慮分別を備えている。