沈思黙考
読み方:ちんし もっこう
意味
物事について、口数を少なくして深く考え込むこと。軽々しく結論を出さず、静かに思索を巡らせることをいう。「沈思」は深く思い考えること、「黙考」は黙って考えること。
由来
中国古典の特定の典拠(出典)は確認されておらず、成立時期も不詳である。「沈思(深く考えること)」と「黙考(黙って考えること)」という近い意味の漢語を重ねて、深い思索の様子を強調した四字熟語である。
備考
主に文章語・やや硬い表現として用いる。「沈思黙考の末」「沈思黙考する」の形が多い。単に無言でいることではなく、深く考えている状態を表す。
別表記
- 沈思默考
補足
- 「黙考」を「もくこう」と読まない。通常は「もっこう」と読む。
- 「沈思熟慮」と混同しない。深く考える意の一般的な別表現には「深思熟慮」がある。
例文
- 難問を前に、彼はしばらく沈思黙考した末に答えを述べた。
- 新しい事業の方針について、経営陣は沈思黙考を重ねている。
- 彼女はすぐには返事をせず、窓の外を見ながら沈思黙考にふけっていた。
分類
類義語
- 深思熟慮
- 熟慮
- 熟考
- 黙考