軽慮浅謀
読み方:けいりょ せんぼう
意味
考えが軽はずみで、計画や策略が浅はかなこと。また、そのような考え・計画をいう。「軽慮」は十分に考えない軽率な思慮、「浅謀」は先を見通さない浅い計略の意。慎重な検討や長期的な見通しを欠くことを批判して用いる。
由来
中国の正史『晋書』に見える語に基づく。『晋書』は唐代・貞観年間、房玄齢らによって7世紀中頃(648年ごろ)に編纂された晋王朝の歴史書である。「軽慮(軽はずみな考え)」と「浅謀(浅はかな計略)」を重ね、思慮・計画の不十分さを強く非難する表現となった。
備考
主に文章語として、無計画・軽率な判断を厳しく批判する際に用いる。人そのものを非難するより、「計画」「判断」「方針」などを修飾して使うと穏当である。
補足
- 「軽慮」は「軽い配慮」の意味ではなく、軽はずみで十分に考えない思慮をいう。
- 語順を入れ替えた「浅慮軽謀」は定着した四字熟語ではない。
例文
- 市場調査をせずに巨額の資金を投じるのは、軽慮浅謀というほかない。
- 反対意見を聞かずに制度を変えるような軽慮浅謀は、後で大きな混乱を招く。
- その作戦は短期的な利益だけを見た軽慮浅謀であり、長期的な影響が考慮されていなかった。
分類
類義語
- 浅慮愚考
- 浅慮近謀
- 短慮軽策
- 無思慮