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深謀遠慮

読み方:しんぼう えんりょ

意味

深く考え抜いた計画と、遠い将来まで見通した慎重な配慮のこと。目先の利害だけにとらわれず、長期的な視野に立って周到に方策を考えることをいう。

由来

中国・前漢期(紀元前2世紀)の思想家・政治家である賈誼(かぎ)の文章「過秦論」に見える語。「深謀遠慮、行軍用兵之道」という形で、深い計略と遠大な見通しをもって軍を動かす術を述べた表現に由来する。日本では、政治・経営・外交などで長期的な計画性をほめる語として用いられる。

備考

「遠慮」は現代語の「控えること」ではなく、「遠い先まで考えを及ぼすこと」の意。主に「深謀遠慮をめぐらす」「深謀遠慮のある計画」のように、文章語・硬い表現として使う。

補足

  • 「遠慮」を「他人に配慮して控える」という現代語の意味で解釈するのは誤り。ここでは「遠い将来まで見通して考えること」をいう。
  • 「深謀遠略」は近い意味を持つ別の四字熟語であり、単なる表記ゆれではない。

例文

  • 新規事業を成功させるには、目先の利益に流されない深謀遠慮が必要だ。
  • 彼の提案には十年先の市場まで見据えた深謀遠慮が感じられる。
  • 都市計画は、次世代の暮らしを考えた深謀遠慮のもとで進めるべきだ。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字