好整以暇
読み方:こうせい いか
意味
あらかじめ十分に準備・整理ができており、落ち着いて余裕があること。特に、事態に備えが整っていて、あわてずゆったりと対処できるさまをいう。
由来
中国・春秋時代の歴史書『春秋左氏伝』成公十六年(紀元前575年ごろ)の故事に基づく。鄢陵の戦いで、楚の将軍・子反が晋軍を、隊列がよく整い余裕があるとして評した語とされる。「好整」はよく整っていること、「以暇」はゆとりをもっていること。
備考
主に文章語・硬い表現として用いる。「余裕があってのんびりしている」だけでなく、準備や態勢が整っているという積極的な含みがある。
誤用・混同注意
- 「好成以暇」「好静以暇」などと書くのは誤り。正しくは「好整以暇」。
- 「こうせいいとま」と読まない。標準的な読みは「こうせいいか」。
例文
- 十分な事前検証を終えているため、担当者は好整以暇として記者会見に臨んだ。
- 災害時にも好整以暇と対応できるよう、日頃から避難訓練を重ねておくべきだ。
- 相手が焦っている一方で、彼女は好整以暇たる態度を崩さず、交渉を進めた。