万世不滅
読み方:ばんせい ふめつ
意味
永遠に滅びず、いつまでも存続すること。「万世」は非常に長い年月、または永遠の意で、「不滅」は滅びないことをいう。国家・伝統・功績・名声・理念などが、後世まで失われずに続くことを強調する、格調高い表現。
由来
「万世」は多くの世代・永遠、「不滅」は滅びないことを表す漢語である。漢文に広く見られる語を組み合わせた表現として日本語にも定着したが、「万世不滅」という四字熟語の特定の初出文献・成立年代には定説がない。少なくとも近世以前から漢文調の文章で用いられてきたと考えられる。
備考
主に理念・伝統・名声・功績など、抽象的で長く残るものに用いる硬い表現。日常会話では「永遠に残る」「ずっと続く」などのほうが自然な場合が多い。
別表記
- 萬世不滅
補足
- 「万歳不滅」と書くのは誤り。「万歳」は祝賀の語であり、ここでは長い年月を表す「万世」を用いる。
- 物理的に絶対に壊れないという意味に限らず、理念・名声・伝統などが後世まで失われないことにも用いる。
例文
- この寺の文化財には、万世不滅の価値があるため、慎重な保存作業が進められている。
- 彼は自由と平等の理念を万世不滅の原則として後世に伝えようとした。
- 記念碑には、先人の功績とその名声が万世不滅であることを願う言葉が刻まれている。