万世不易
読み方
ばんせい ふえき
意味
非常に長い年月を経ても、少しも変わらないこと。永遠に不変であることをいう。「万世」は限りなく長い時代、「不易」は変化しないことを表す。主に、普遍的な原理・理念・伝統・制度などについて用いる。
由来
「万世(永遠に続く長い時代)」と「不易(変わらないこと)」を組み合わせた漢文調の表現である。「易」はここでは「変わる」の意味。中国の古典漢文に見られる語彙・表現法を背景とするが、「万世不易」という形の単一の初出典籍や正確な成立時期は特定しにくい。日本では漢語として受容され、不変の原理や事柄を表す語として用いられてきた。
分類・構成
備考
改まった文章や演説で用いられる硬い表現である。単に「長く続く」というより、「本質的に変化しない」という強い不変性を表す。「不易」を「容易でない」の意味に取らないよう注意する。
誤用・混同注意
- 「万世」を「まんせい」と読まない。正しくは「ばんせい」。
- 「易」を「容易」の意味と誤解しない。ここでの「不易」は「変わらないこと」を意味する。
例文
- 人間の尊厳を重んじるという考え方は、万世不易の理念として守られるべきだ。
- 流行は移り変わるが、誠実さの価値は万世不易だと彼は信じている。
- その学者は、古典に記された万世不易の真理を現代社会にも生かそうとした。