朝令暮改
読み方:ちょうれい ぼかい
意味
朝に出した命令や方針を、その日の夕方には改めてしまうこと。転じて、政策・規則・指示などが短期間に何度も変更され、方針が定まらないことをいう。通常、変更によって現場や人々が混乱するという批判的な意味で用いる。
由来
中国の歴史書『漢書』食貨志上に見える「朝令而暮改(朝に令して暮れに改む)」に基づく。『漢書』は後漢の班固が1世紀後半に編纂した史書で、法令や政策が頻繁に変わることを批判的に表した句が、四字熟語「朝令暮改」として定着した。
備考
主に行政・政治・企業経営などの方針変更を批判する際に使う。状況に応じた適切な見直しそのものを非難する語ではなく、変更が性急で一貫性を欠く場合に用いる。
補足
- 「ちょうれいぼがい」と濁って読むのは誤り。標準的な読みは「ちょうれいぼかい」。
例文
- 政府の補助金制度が朝令暮改では、事業者は長期的な計画を立てられない。
- 担当者の指示が朝令暮改を繰り返したため、現場は大きく混乱した。
- 市場の変化への対応は必要だが、説明のない朝令暮改は組織への信頼を損なう。