鷽鳩笑鵬
読み方:がっきゅう しょうほう
意味
見識や能力の乏しい者が、卓越した人物やその大きな構想を理解できないために、かえって嘲笑することのたとえ。自分の狭い経験や尺度だけで、はるかに大きな見識・力量を判断する愚かさをいう。
由来
中国・戦国時代(前4〜前3世紀ごろ)に成立したとされる『荘子』「逍遥遊」に由来する。巨大な鳥である鵬がはるか南方へ飛ぶことを、短い距離しか飛べない蝉と学鳩(鷽鳩)が理解できずに笑う場面、「蜩与学鳩笑之」を踏まえた語である。これが、小人物が大人物を嘲るという比喩として四字熟語化した。
備考
自分と異なる規模の発想や力量を理解せず嘲笑することへの批判的な比喩である。相手を「小人物」と断じる強い響きがあるため、他人に直接用いる際は注意する。「鷽」はここでは「うそ」ではなく「がく」と読む。
別表記
- 学鳩笑鵬
補足
- 「鷽鳩」を「うそばと」と読まない。四字熟語としては「がっきゅう」と読む。
- 大きな志や将来性そのものを表す語ではない。見識の狭い者が優れた人物を理解できず嘲ることをいう。
例文
- 新しい理論を十分に検討せずに嘲るのは、鷽鳩笑鵬の態度になりかねない。
- 当時、彼の壮大な構想を笑った批評は、結果的に鷽鳩笑鵬の例となった。
- 議論では、相手の見識を知らないまま鷽鳩笑鵬に陥らないよう、まず背景を確かめるべきだ。
分類
類義語
対義語
- 先見之明
- 達人大観
この四字熟語に使われている漢字
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