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食不重肉

読み方:しょく は じゅうにく せず

意味

食事に肉料理を二種類以上重ねない、という意味。転じて、ぜいたくを避け、日常生活を質素・倹約に営むことをいう。肉をまったく食べないという意味ではなく、一度の食事を必要以上に豪華にしないという態度を表す。

由来

中国の歴史書『史記』の「管晏列伝」に見える語。前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに著した『史記』で、斉の名宰相・晏嬰(晏平仲)が、相国になってからも「食不重肉、妾不衣帛(食事に肉を重ねず、側室にも絹を着せなかった)」ほど節倹であったことを述べた一節に由来する。

備考

現代の日常会話ではやや硬い表現で、文章語・教訓的な文脈で用いられる。「肉を食べない」の意ではない。類似する「食不重味」とは字面が近いが、別の表現として扱う。

補足

  • 「食不重味」と混同しない。「食不重味」は字が異なる別表現である。
  • 「肉を一切食べない」という意味に解釈するのは誤り。肉料理を重ねてぜいたくにしない意である。
  • 「重肉」を「ちょうにく」と読まず、通常は「じゅうにく」と読む。

例文

  • 祖父は食不重肉を心がけ、客が来る日以外は質素な食事を続けていた。
  • 経営が苦しい時期だからこそ、役員は食不重肉の姿勢を示して無駄な経費を抑えるべきだ。
  • 彼女の暮らしは食不重肉そのもので、華美な品よりも必要な物を大切にしている。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字