酒池肉林
読み方:しゅち にくりん
意味
酒で満たした池と、肉を木々のように掛け連ねた林の意から、ぜいたくの限りを尽くして酒宴や遊興にふけること。また、そのように極度にぜいたくで乱れた生活・場所をいう。多くは、度を越した享楽を批判的に表す。
由来
中国・前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編んだ歴史書『史記』の「殷本紀」に由来する。殷(商)王朝最後の王である紂王が、酒を池にし、肉を林のように掛け連ねて宴遊したという故事から、「酒池肉林」といわれるようになった。
備考
単に料理や酒が豊富な宴をほめる語ではなく、過度のぜいたくや享楽への批判を含むことが多い。日常会話では誇張表現としても用いられる。
補足
- 単なる「豪華な宴会」という中立的・肯定的な意味で使うと、過度の享楽を批判する本来の含みが伝わらないことがある。
例文
- その権力者は毎晩のように酒池肉林の宴を開き、民衆の不満を招いた。
- 映画は、古代王朝の酒池肉林の日々と、その背後にある政治の腐敗を描いている。
- 成功したからといって酒池肉林におぼれず、節度ある暮らしを心がけたい。
分類
類義語
- 奢侈三昧
- 豪奢爛漫
- 美酒佳肴