粗衣粗食
読み方:そい そしょく
意味
粗末で飾り気のない衣服と食事のこと。また、そのような質素でぜいたくをしない暮らしぶりをいう。貧しさを表す場合もあるが、自ら進んで簡素な生活を送るという肯定的な文脈でも用いられる。
由来
「粗衣」は粗末な衣服、「粗食」は粗末な食事を表す漢語で、この二語を並べて、ぜいたくを避けた生活をいうようになった語である。中国古典の特定の一書を典拠とする故事成語としての初出は明確ではない。日本語では漢文調・漢語的な表現として定着しており、成立時期を特定することは難しい。
備考
「粗衣粗食」は、単に貧しいという意味に限らず、質素・節制を尊ぶ生活態度を表すことがある。「粗食」は食事の量が少ないことではなく、内容が簡素であることをいう。
補足
- 「粗食」を「食事の量が少ないこと」とだけ解釈するのは不正確で、内容が質素であることを表す。
- 「粗衣粗職」などと誤記しない。正しくは「粗衣粗食」。
例文
- 祖父は粗衣粗食を好み、必要以上の物を持たずに暮らしていた。
- 成功した後も粗衣粗食の姿勢を変えない彼は、多くの人から敬われている。
- 修行中は粗衣粗食に甘んじ、心身を鍛えることに専念した。
分類
類義語
対義語
- 錦衣玉食
- 豪奢華麗