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醍醐灌頂

読み方:だいご かんじょう

意味

本来は、密教で師が弟子の頭頂に水を注ぎ、仏の教えや位を授ける「灌頂」に関する語。転じて、優れた教えや話を聞き、迷いが晴れて心に深くしみ入るほど、大きな感銘や喜びを得ることをいう。一般には「醍醐灌頂の思いをする」のように用いる。

由来

「醍醐」は乳を精製して得られる最上の味・乳製品、「灌頂」は古代インドの王位継承儀礼を取り入れた密教の授法儀礼で、師が弟子の頭頂に水を注ぐことをいう。唐代(8世紀ごろ)の詩人・顧況の「行路難」に「灌頂有醍醐、能使清涼頭不熱」とあり、この仏教的な比喩が「醍醐灌頂」として定着した。日本には平安初期以降、密教の受容とともに広まった。

備考

日常では密教の儀礼そのものよりも、比喩的な意味で用いることが多い。単に食べ物がおいしいという意味の「醍醐味」とは異なる。講演・助言・読書などで深い啓発を受けた場面に合う、やや硬い表現。

別表記

  • 醍醐潅頂

補足

  • 「醍醐灌頂」を「だいごかんちょう」と読まない。正しくは「だいごかんじょう」。
  • 「醍醐感頂」などと書かない。正しくは「醍醐灌頂」。
  • 「醍醐味」と混同し、単に非常においしいことの意味で用いるのは不適切。

例文

  • 師の講演を聴き、長く抱えていた迷いが解けて、醍醐灌頂の思いをした。
  • 新しい研究方法についての助言は、行き詰まっていた私たちにとって醍醐灌頂だった。
  • 作品に込めた意図を作者本人から聞いた瞬間、深い感銘を受け、まさに醍醐灌頂のように感じた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字