追本溯源
読み方:ついほん そげん
意味
物事の根本や起源を、さかのぼって探究すること。表面的な現象だけで判断せず、その成り立ち・原因・由来をたどって明らかにしようとする意味で用いる。
由来
中国の歴史書『北史』の「蘇綽伝」に見える語とされる。「本」は物事の根本、「溯」は水流をさかのぼる意で、「源」はみなもとをいう。したがって「根本を追い、源流をさかのぼる」という構成である。『北史』は唐代の李延寿らにより7世紀中頃(659年ごろ)に編纂された。
備考
学術研究・調査・原因究明など、やや硬い文脈で用いる。「溯」は常用漢字外のため、「追本遡源」と表記されることもある。
別表記
- 追本遡源
補足
- 「溯」を単に「昔へ戻る」という意味だけに解しない。物事の原因・起源をたどって究明する意である。
- 「追本遡源」は誤字ではなく、「溯」の異体・通用表記を用いた認められる表記である。
例文
- この制度の問題を解決するには、過去の経緯を追本溯源して検討する必要がある。
- 研究者たちは方言の語形を追本溯源し、その語が古語に由来することを示した。
- 事故の原因を追本溯源した結果、設計段階の確認不足が判明した。
分類
類義語
- 追根究底
- 窮源溯流
- 探本窮源
対義語
この四字熟語に使われている漢字
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