解脱自在
読み方:げだつ じざい
意味
煩悩・執着・迷いなどから完全に離れ、何ものにも心を縛られず、思いのままに自由であること。仏教では悟りにより解放された境地をいう。単に規則を無視して勝手に振る舞うという意味ではない。
由来
仏教語。「解脱」はサンスクリット語のモークシャ(mokṣa)などの訳語で、迷いや煩悩から解放されること。「自在」は他から妨げられず、思いのままに働けることをいう。両語は中国で漢訳仏典が盛んになった後漢末~魏晋期(2~4世紀ごろ)以降に仏教用語として用いられ、この四字の形も悟りの自由な境地を表す語として定着した。特定の一書にのみ由来する故事成語ではない。
備考
本来は仏教における深い悟りの境地を表す語。現代では、世俗の利害や評判にとらわれない、のびやかな生き方をたとえて用いることもある。
補足
- 「解脱」は「かいだつ」ではなく、通常「げだつ」と読む。
- 単なる無責任・身勝手な行動を表す語と誤解されることがあるが、本来は煩悩や執着から離れた自由をいう。
例文
- 長年の修行を経た僧は、名誉や利益への執着を離れ、解脱自在の境地を説いた。
- 彼女は評価を気にしすぎず、自分の信念に従って生きる解脱自在な人に見える。
- 解脱自在とは、何でも好き勝手にすることではなく、欲望に支配されない自由を指す。
分類
類義語
対義語
- 煩悩具足
- 束縛不自由
この四字熟語に使われている漢字
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