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肝胆照人

読み方

かんたんしょうじん

意味

心の奥底まで隠し立てがなく、誠実で率直なこと。自分の本心や真心を明らかにして人に接するさまをいう。特に、私心や策略を持たず、相手に対して誠意を尽くす人柄を褒める表現。

由来

中国由来の漢語成句。「肝胆」は肝臓と胆のうから転じて心の奥底・真心を表し、「照人」は真心を隠さず人に示す意。定型句「肝胆照人」は、清代の文康『児女英雄伝』第十九回の「你又怎保得住你那東人父子一定是肝膽照人、一心向熱的」に見える。『史記』淮陰侯列伝の「臣願披腹心、輸肝膽……」は類似する先行表現だが、定型句そのものの直接の出典ではない。

備考

文章語的で硬い表現。「肝胆相照らす」と近いが、こちらは人柄の誠実さ・率直さを褒める用法が中心。日常会話ではややまれ。

例文

  • 彼は肝胆照人の人柄で、部下から厚い信頼を集めている。
  • 交渉の場でも、社長の肝胆照人の姿勢は相手企業の心を動かした。
  • 友人のために損得を考えず奔走する彼女は、まさに肝胆照人というべき人物だ。
  • 政治家には、言葉だけでなく肝胆照人の態度で国民に向き合うことが求められる。
  • 初対面にもかかわらず、彼の率直な説明には肝胆照人の趣があった。

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字