神采奕奕
読み方:しんさい えきえき
意味
顔つきや表情に精神の充実や活力があふれ、いきいきと輝いて見えること。「神采」は内面の精神・気力が外面に現れたもの、「奕奕」は光り輝くさまをいう。人が非常に元気で、気力に満ちている様子をほめて表す。
由来
中国・明代後期(17世紀初頭)の沈徳符(しんとくふ)による随筆『万暦野獲編』の「玩具」に見える語とされる。「年八十余、面如桃花、神采奕奕」とあり、高齢でありながら顔色が桃の花のように美しく、表情が生き生きとしているさまを述べた。
備考
主に人の顔つき・表情や、そこに表れる気力の充実をほめる、やや硬い文章語。単に服装などが華やかである意味ではない。「神彩奕奕」と書く異表記もある。
別表記
- 神采奕々
- 神彩奕奕
誤用・混同注意
- 「奕奕」を「えきやく」などと読まない。読みは「えきえき」。
- 「神採奕奕」とは書かない。標準的には「采」を用いる。
- 気分が得意で高揚していることだけを指す語ではなく、表情に現れた活力・気力を表す。
例文
- 長い療養を終えた祖父は、退院の日には神采奕奕として庭を歩いた。
- 新しい企画について語る彼女は神采奕奕で、会場の空気まで明るくした。
- 八十歳を超えてなお神采奕奕たる師の姿に、出席者は大いに励まされた。