浅学寡聞
読み方:せんがく かぶん
意味
学問や知識が浅く、見聞も狭いことをいう。「浅学」は学問が十分でないこと、「寡聞」は見聞が少ないこと。多くは「浅学寡聞の身ではありますが」のように、自分の知識・経験の不足をへりくだって述べる際に用いる。
由来
一般に、中国の古典『礼記』の「学記」にある「独学而無友、則孤陋而寡聞(独り学んで友なければ、すなわち孤陋にして寡聞なり)」の「寡聞」を踏まえる語とされる。『礼記』は戦国時代の儒家思想を含み、前漢期(おおむね紀元前2~1世紀)に編纂された礼制・儒教関係の書である。ただし、「浅学寡聞」という四字のまとまった形の厳密な初出・成立時期は明確でない。
備考
主に自分を謙遜して用いる語であり、相手に対して「あなたは浅学寡聞だ」と言うと、知識不足を非難する強い表現になり得る。改まった文章やあいさつで用いられることが多い。
別表記
- 淺學寡聞
補足
- 「浅学非才」は別の四字熟語であり、「浅学寡聞」の誤記ではない。
- 「寡聞」を「寡問」と書かない。
- 他人を直接「浅学寡聞」と評する用法は、謙遜表現としての一般的な用法と異なり、侮蔑的に響きやすい。
例文
- 浅学寡聞の身ではありますが、調査で得た範囲の知見を報告いたします。
- 私はこの分野については浅学寡聞なので、専門家の意見を伺いたい。
- 浅学寡聞を自覚して、先入観にとらわれず幅広く学ぶことが大切だ。