殫精竭慮
読み方:たんせい けつりょ
意味
心身の力や知恵、考えをすべて出し尽くして、ある事柄に取り組むこと。「殫精」は精神・精力を尽くすこと、「竭慮」は考えを尽くすことをいう。非常に深く心を配り、努力を重ねるという強い意味をもつ。
由来
中国・唐代の詩人で文人でもある白居易(772~846)の文章「策林一・策頭」に見える語句に由来する。唐代、9世紀初頭ごろの表現で、「精力を尽くし、思慮を尽くす」という意味の「殫精」と「竭慮」を重ねて、力の限り熟慮し努力する意を表した。
備考
文章語・改まった表現であり、研究、企画、政策、創作などに深く心を尽くす場面で用いる。「丹精を込める」と混同しやすいが、表記は「殫精竭慮」である。
誤用・混同注意
- 「丹精竭慮」と書くのは誤り。正しくは「殫精竭慮」。
- 「丹精を込める」と同じ意味だと狭く捉えないよう注意。「竭慮」には思慮を尽くす意味も含まれる。
例文
- 新薬の開発に向け、研究チームは長年にわたり殫精竭慮してきた。
- 彼は地域の課題を解決する政策を立てるため、殫精竭慮を重ねた。
- 編集者たちは読者に伝わる特集にするため、殫精竭慮して原稿をまとめた。
分類
類義語
対義語
- 手抜き
- 漫不経心
- 粗製濫造