楽尽悲来
読み方
らくじん ひらい意味
楽しみや栄えが極まって尽きると、その後には悲しみや不幸が訪れる、という意味。物事はよい状態だけが永遠に続くわけではなく、盛衰や喜悲は移り変わるという人生観を表す。由来
中国の古典に由来する表現。前漢の司馬遷が紀元前91年ごろに完成させたとされる『史記』「滑稽列伝」には、「酒極則乱、楽極則悲(酒が極まれば乱れ、楽しみが極まれば悲しみとなる)」という趣旨の句がある。これを背景として、「楽しみが尽きれば悲しみが来る」という意味の「楽尽悲来」が用いられるようになった。備考
文章語・教訓的な表現で、日常会話ではあまり多用しない。「楽極生悲」は近い意味で、よりよく見聞きされる。単なる一時的な気分の落ち込みではなく、繁栄や歓楽の後に訪れる不幸をいう。例文
- 成功を祝う席でも、楽尽悲来にならないよう、浮かれすぎないことが大切だ。
- 順調だった事業が突然行き詰まり、彼は楽尽悲来を身をもって知った。
- 物語は王子の華やかな日々ののち、楽尽悲来の展開へと転じていく。