苦尽甘来
読み方:くじん かんらい
意味
長く続いた苦しみやつらい状況が終わり、その後に喜びや幸福、よい結果が訪れること。「苦しみが尽きれば、甘い(楽しい)時が来る」という意味で、苦難を乗り越えた先の好転をいう。
由来
中国・元代(13世紀末~14世紀初め)の王実甫による雑劇『西廂記』に見える句「相思苦尽甘来」に由来する。「苦」は苦しみ、「甘」は甘美さ・楽しさを表し、「苦が尽きて甘が来る」という対句的な表現から成り立つ。
備考
「苦尽きて甘来たる」と訓読することもある。「甘」は味覚上の甘さではなく、楽しいこと・幸福を指す。単に苦労したという意味ではなく、苦難の後に好結果が訪れた場面で用いる。
別表記
- 苦盡甘來
補足
- 「苦尽楽来」は類義の別表現であり、「苦尽甘来」の誤字ではない。
- 「甘」を単なる味の甘さと解し、食べ物に関する語として使うのは不適切。
例文
- 何年にも及ぶ研究の失敗を乗り越え、ついに製品化に成功した。まさに苦尽甘来である。
- 受験勉強は厳しかったが、合格通知を受け取ったとき、苦尽甘来という言葉を実感した。
- 今は苦しい時期でも、努力を続けていれば、いつか苦尽甘来の日が訪れるかもしれない。
分類
類義語
- 苦尽楽来
- 雨過天晴