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数典忘祖

読み方:すうてん ぼうそ

意味

自分の家・組織・学問などの由来、祖先、恩人、基本となる伝統を忘れること。特に、過去の制度や知識を口にしながら、その根本や自分を支えた人々を顧みないことを、非難していう。

由来

中国の歴史書・春秋左氏伝(左伝)「昭公十五年」に見える「数典而忘其祖(典を数えてその祖を忘る)」に基づく。春秋時代(紀元前6世紀ごろ)の故事で、古い制度・典籍を数え上げながら自らの祖先を忘れることを戒めた表現が、後に四字熟語として定着した。

備考

日常会話では比較的まれで、文章語・批評語として用いられる。単に「昔を忘れる」という意味ではなく、祖先・恩人・組織の根本や伝統を忘れるという強い非難を含む。

誤用・混同注意

  • 「数典忘租」は誤り(正しくは「数典忘祖」)。
  • 単に古い知識や出来事を忘れる意味ではない。祖先・恩人・組織の根本を忘れることをいう。

例文

  • 創業者の理念や社員の努力を忘れ、目先の利益だけを追う経営は、数典忘祖とのそしりを免れない。
  • 地域の歴史を調べているのに、先人が守ってきた文化を軽視するのは数典忘祖ではないか。
  • 海外の新しい制度を取り入れることは大切だが、自国の事情や伝統を全く顧みなければ数典忘祖になりかねない。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字