温故知新
読み方:おんこ ちしん
意味
過去に学んだ知識・経験・伝統を改めてよく学び直し、そこから新しい知識や考え方を得ること。古いものをただ守るのではなく、過去を理解して現在や未来に生かすという意味で用いる。
由来
中国古典『論語』為政篇にある孔子の言葉「温故而知新、可以為師矣(故きを温ねて新しきを知る、以て師と為るべし)」に由来する。『論語』は春秋時代末期の孔子(紀元前551~前479年)の言行を、没後に弟子たちがまとめたものとされる。「温故知新」はこの句を四字に縮めた形である。
備考
「温」は温め直す意から、ここでは「過去の学問や事柄を繰り返し学び直す」ことをいう。教育・研究・企業の改革・伝統文化の継承など、古い知識を新たな価値へ結び付ける文脈で広く用いられる。
補足
- 「温古知新」は誤り。正しくは、過去・以前の事柄を表す「故」を用いて「温故知新」と書く。
- 原典は「温故而知新」であり、「而」を含めた形は原文の句としては正しいが、四字熟語としては通常「温故知新」を用いる。
例文
- 先人の失敗を検証して新しい制度を考える姿勢は、まさに温故知新だ。
- この博物館は、古い道具から現代技術への発展を学べる温故知新の場である。
- 伝統的な製法を守りながら新商品を開発する彼らの取り組みには、温故知新の精神がある。
分類
類義語
- 旧学新知
- 博古通今