旧態依然
読み方:きゅうたい いぜん
意味
昔からの状態・形式がそのまま残っており、少しも改まっていないこと。多くは、時代や状況に合う改善・改革がなされず、古いやり方にとどまっているという批判的な意味で用いる。
由来
「旧態」は以前からの古い状態・ありさま、「依然」は前と変わらないさまを表す語である。この二語を組み合わせて「古い状態のままで変わらない」という意味になった。特定の中国古典を典拠とする故事成語としての出典は明確ではなく、漢語として定着した表現である。
備考
「旧態依然として」の形で副詞的に使うことが多い。単に昔ながらであることではなく、改善や進歩がなく時代遅れだという否定的・批判的な響きを伴いやすい。
補足
- 「旧体依然」と書くのは誤り。正しくは、状態・ありさまを表す「旧態依然」。
- 「依然」を「以前」の意味だけで捉えない。「前と変わらず」という意味である。
例文
- この会社の会議は紙の資料ばかりで、運営方法も旧態依然としている。
- 制度が旧態依然のままでは、利用者の多様なニーズに対応できない。
- 地域の慣習を尊重しつつも、旧態依然とした仕組みは見直す必要がある。